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親・子供、大切な人を失った死別の悲しみ・喪失感を受け入れる3つのステップ

人生において、親・子供、大切な人を失ったとき、死があらかじめわかっていても、突然でも、悲しみや喪失感は、計り知れないものがあります。



私は、10歳のときに父、32歳のときに祖母、33歳のときに仕事、36歳のときに母を亡くしました。

大切な人を失ったときに悲しい気持ち、喪失感がわいてくるのは当然のことです。

しかし、あまりに強い悲しさに対してうまく向き合うことができないことがあります。

私が父をがんで亡くしたときがそうでした。

 

とっても可愛がってくれた父が亡くなったことが信じられず、父のことを考えない、向き合わないことを続けていました。

また私は「他人の前で、泣くのは恥ずかしいこと」といった考えから、葬式も告別式も泣くことなく、ただ感情を押し殺していました。



実は、悲しい出来事に対して、しっかりと悲しまないと、整理のつかない悲しみは後遺症のようにいつまでも心の中に留まってしまうのです。

そうなれば、うつ病やパニック障害などの精神疾患を引き起こしてしまう可能性もあります。

 

私が父の死の悲しみをしっかり悲しんだのは、25年後の母を亡くしたときでした。

仕事もリストラで失い、父も母も祖母も何もかも亡くして、やっと受け入れらました。

 

大切な人を失うことは、とても悲しいことです。

それを乗り越えることも、非常につらいことではあります。

 

でも、それはつらい気持ちとうまく向き合いながら乗り越えていかなければ、私のように、自分らしくない人生を長年、過ごしてしまうかもしれません。

だから、大切な人を失ってしまったときに、どのように気持ちの整理をつけていけばいいのかについて、お伝えします。

 

1.大切な人を失ったときに起こる3つのプロセス


大切な人を失ったとき、私たちは大きなショックを受けます。

大きな精神的ショックを受けると、どのような精神状態の変化をたどるのか、ということに対して、いろいろな研究があります。

それぞれ多少の違いはあるものの、次の3つのような経過をたどると考えられています。

私自身もまさにこの3つのプロセスの経過を25年かけて、たどりました。

 

1-1.否認


「そんなはずはない」「何かの間違いではないのか」と、その事実を受け入れないことです。

 

私の父はがんでした。でも、10歳の私はがんのことをよく理解していませんでした。

よく無邪気に家で療養していた父に「何で今日は家にいるの?」と聞いていました。

父が亡くなったとき、私は病室の外の廊下で呆然としていました。



祖母、母、兄弟、親戚が大勢集まり、みな悲しみにくれていました。

私だけが全く実感がなく、ただただ繰り返していました。

「これは何かの間違いだ!パパがいなくなるなんて、ウソに決まっている。」

 

大切な人が亡くなったとき、すぐにすんなりと受け入れることができる人は稀です。

「〇〇さんが亡くなりました。」と初めて聞いたときは、あまりのショックな報告に普通の精神状態ではいることはできないでしょう。

その場ですぐに冷静になって気持ちの整理ができる人は、ほとんどいません。

この事実を受け入れない状態を否認と言います。

 

1-2.絶望・無気力


否認を続けても、残念ながら現実が変わるわけではありません。

お通夜や告別式などの葬儀や、遺品の整理などで、現実に直面していきます。

 

父が亡くなったとき、母がすべて葬儀や整理を行ってくれました。

だから、私は否認の状態を25年続けてしまいました。

 

しかし、母が亡くなったときは、葬儀や遺品の整理などで、私は現実に直面せざるをえませんでした。



現実的に否認することが、できなくなったとき、私は絶望・無気力を味わいました。

「母は本当にいなくなってしまったんだ・・・」

「父も母もいないなんて、私はなんて孤独なんだろう・・・」

「心のよりどころがなくなるなんて、どうやって生きていけば・・・」

「もう何も考えられない・・・」

 

私の場合、25年間溜め込んでいた父を亡くした悲しみ・喪失感も合わせて感じました。

実は母は、クリスマス直前の12月21日に亡くなりました。

 

病室でクリスマスツリーを見た母がつぶやいた一言が今でも覚えています。

「クリスマスまで生きれるかなあ」

残念ながら、母はクリスマスまで生きることができず、棺の中にクリスマスプレゼントを入れ、見送りました。葬儀・納骨を終えたのは、24日のクリスマスイブでした。



 

1-3.受容と回復


絶望・無気力は、非常に苦しく、終わりがないように感じます。

絶望の中にあっても、自分のつらい気持ちと真摯に向き合い、また他者と自分のつらい気持ちを共有していくことで、私たちは少しずつ気持ちに整理をつけていくことができます。

 

そのとき、思い出の土地や場所を訪ね、故人を偲ぶこともいいかもしれません。

私は母とお参りしていた父の墓に、母の死後に行くことでよく母と会話していました。



私は、歩けなかった母が、最期にお参りした西国33カ所参りの札所の成相寺(なりあいじ・願うこと成り合う寺)を初盆の翌日に訪ねました。

そこで私は、子供の幸せを願う、母の最期のメッセージを受け取りました。

 

おかげで、気持ちの整理ができて、一気に現実に目を向けられるようになりました。

「母が、いなくなってしまったことは悲しいけども、前を向いていかなきゃ」

「母も、私が悲しみにくれることは望んでいない」

「母は、ただ私に幸せになって欲しかったんだ。」

 

悲しいながらも、事実を受け入れて、本当の自分、やりたいことで生きることを許せるようになりました。

大切な人を失ったという事実が消えるわけではありません。

悲しみがゼロになるわけでもありません。

 

悲しみを抱えながらも、それを受け入れて、自分の本当の人生を送れるような精神状態に回復していきます。

このような経過をたどることで、私たちは大切な人を失ったつらい悲しみを乗り越えていくのです。

 

2.悲しみ・喪失感の3つのプロセスをしっかりと踏むことが重要


「否認」⇒「絶望・無気力」⇒「受容・回復」

この3つのプロセスが、大切な人を失った時にたどる典型的な経過です。

 

私は、父を亡くしたときに、この経過をたどらず、25年間、気持ちの整理がつきませんでした。それぞれのプロセスをしっかり踏まないと、実は気持ちの整理がつかないものなのです。

 

私のように否認のまま止まっていたり、絶望から受容・回復へ進めなかったりすると、いつまでも悲しみの整理が出来ず、日常生活に大きな支障をきたしていきます。

私もずっと明けることのない暗闇の人生にいました。

周りが明るくなっても、自分だけが暗闇にいるそんな感覚をずっと感じていました。



この悲しみ・喪失感のプロセスを送ることが「グリーフワーク(grief work)」です。

「グリーフ(grief)」は悲しみ、「ワーク(work)」は仕事や作業のことです。

 

グリーフワークと言うのは、「悲しむ仕事」と訳すことができます。

グリーフワークは、「このように悲しんでもいい」というものではなく、「このように悲しまないと気持ちの整理がつかない」という「仕事や作業」のような一面を持つものなのかもしれません。

 

もちろん、悲しみ方には人それぞれのやり方があります。

自分なりのやり方で、悲しいことがあっても、うまく対応できているのであればそれはそれで問題はありません。

しかし、大切な人を失ってある程度の時間が経っているのに、いつまでも気持ちの整理ができていないのであれば、グリーフワークをしっかりと行えているのか、今一度、確認してみる必要はあるでしょう。

 

3.死別の悲しみ・喪失感を受け入れる3つのステップ


大切な人を失うと、私たちは大きなショックを受けます。

しかし私たちは、亡くなった人のためにも、ショックから立ち直らなければいけません。

 

大切な人は、誰よりもあなたの幸せを願っています。

大切な人を失った事実は変えられないけれども、それを受け入れて、あなたの本当の人生を生きていくことが大事です。

死別の悲しみ・喪失感を受け入れるための大切な3つのステップをお伝えします。

 

3-1.儀式に参加する


お通夜、告別式、四十九日など、人が亡くなったときには、儀式がいくつかあります。



最近では、葬儀は、昔と比べて、軽くみられたり、簡略化される傾向があります。

実は儀式は、気持ちの整理をつけるきっかけとなる重要な役割があるのです。

 

葬儀に参加することで、大切な人がいなくなってしまった現実にイヤでも直面します。

私が母が亡くなったとき、否が応でも否認できなくなったように、否認ができなくなるので、次のステップに進みやすくなります。



また、葬儀には、故人と関係のある人が多く参加するため、故人を失った悲しみを共有しやすく、気持ちの整理につながります。

私も母が亡くなったとき、母の親友や同僚など、はじめて会った人から、母が私のことをいかに深く愛してくれていたのか、母の愛のメッセージを受け取りました。

同じ悲しみを感じている人と、母のことを話すことで、気持ちの整理できました。

母が実に多くの人から慕われ、感謝されていたのを聞くと、とても嬉しかったです。

 

3-2.気持ちを受けとめる、大泣きする


大切な人を失うことは、本当に大きな悲しみです。

これを悲しまなかったり、悲しくないふりをすると、心に大きな負担がかかります。

 

私は「人前で泣くことは恥ずかしい」「弱音は吐いてはいけない」という考えを持っていました。

とても悲しいのに「泣いたらダメだ」と悲しみを表に出すことをこらえたり、「悲しんだって、父が戻ってくるわけじゃない。強く生きないと」と、悲しまずに強気でふるまっていました。

 

私は、自分の中にある「悲しい」という感情と向き合うことを避けていので、うまくいきませんでした。

悲しいという感情があるのに、向き合うことを避け続けたので、いつまで経っても悲しい気持ちの整理はつきませんでした。

整理がつかないため、自然と消えていくこともなく、いつまでも心の中でくすぶり続けました。

 

悲しい気持ちを乗り越えるために、悲しさがあることを認めて、受け止めましょう。

悲しむことは弱いことでも情けないことでもないのです。

大人だって、本当に悲しいことがあれば、大泣きすることがあります。

私も悲しさを受け止めて、子供のときのように大泣きすることで、乗り越えることができました。



そして亡くなった人への悲しみ、後悔、寂しさなどにいつまでも気持ちがとらわれるのであれば、癒しの感情を感じきっていないことが原因です。

その人に対して、「怒り」「寂しさ」「恐れ」「悲しみ」の4つそれぞれの癒しの感情を十分に感じてきってみてください。

 

3-2-1.「怒り」


望みどおりにならなかったと思う気持ちが「怒り」をかきたて、起きたことに対応しなければと思いつつも、もうどうにもならないという感情です。

自分への「怒り」として、後悔にあけくれてしまいがちで、いつまでも気が抜けた無気力の状態になりがちです。

 

3-2-2.「寂しさ」


亡くなった人に生きていて欲しかった。なのに亡くなってしまった。「生きていてそばにいてくれればよかったのに。」と思う気持ちが「寂しさ」です。

この「寂しさ」を押し殺すと、あなたがもっているものの価値を認め、感謝をしたり、愛することができなくなります。

 

3-2-3「恐れ」


過去の罪悪感にとらわれ、起きて欲しくないことに意識が奪われている状態です。

起きて欲しくないことを避けるために、何かをする勇気がもてなくなり、自分を守るあまり心を閉じてしまいがちになります。

 

3-2-4「悲しみ」


亡くなった人に生きていて欲しかったのに、亡くなってしまった。望みがかなわないことを認めることが「悲しみ」です。

死を受け入れ、その死に向き合わないと、「悲しみ」を十分に感じることができません。このためいつまでも、「生きていて欲しかった」という絶対かなうことがない望みをもち続けてしまいます。

 

3-3.つらい気持ちを隠さずに話してみる


絶望から受容・回復に向かうためには、ある程度の時間が必要です。

時間さえ経てば、自然と回復していくというものでもありません。

しっかりと「怒り」「寂しさ」「恐れ」「悲しみ」の癒しの感情を感じて、気持ちの整理をしないと、整理がつかない気持ちはいつまでも心の中に留まり続けます。

気持ちの整理をするためには、「3-2.気持ちを受け止める、大泣きする」ことも大切です。

 

もう一つ大切なのは「話すこと」です。

人は、言葉にすることで、自分の想いや感情を頭の中で整理していきます。

誰かに話すことは、気持ちの整理につながるのです。

 

話したからといって、何か現実が変わるわけではありません。

繰り返していくうちに、少しずつ少しずつ気持ちの整理ができ、現実を受け入れていくことができるのです。

そしてそんな自分を受けとめ、許してあげてください。


4.大切な人との死別の悲しみ・喪失感を癒し、 "自分の幸せ"を叶えませんか?


・「もっと、できることがあったのではないか」と後悔しているかた
・「私のせいで、ごめんなさい…」と罪悪感を抱かれているかた
・「もう一度会いたい!」と心で叫ばれているかた

 

こんなふうに感じているなら、あなたは4つの癒しの感情「怒り」「寂しさ」「恐れ」「悲しみ」を感じきっていないのかもしれません。

癒しの感情を感じきることで、大切な人との死別から「安心感」「平穏」「愛」「理解」「許し」「信頼」を感じることができるようになり、新しい"自分の幸せ"を見つけることもできるようになります。

 

ご相談・問い合わせはこちら


もしあなたが1人では癒しの感情を感じきって、本来の自分に還り、"自分の幸せ"を見つけることができないと感じるなら、お問い合わせフォームに相談相談の内容を入力の上、お気軽にお問い合わせください。

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